私は以前にハーレーのXL883とローライダーを所有していたことがあります。
ハーレーって維持費が掛かるんじゃないの?と疑問に思う方もいらっしゃいますよね。
確かにハーレーは外車ですし、部品などはすべて輸入になりますので、国産車よりかは高くつくのが想像出来るでしょう。
結論から言うと、人によっては維持費は高くなるよ!ってことです。
これは国産車にも言えることなのですが、その人の乗り方はバイクに求めることによってその維持費というのは変わってきます。
ハーレーだから特別に高くなるというよりも、乗り手によって高く付くか、安く抑えられるかが変わってきます。
目次
XL883(パパサン)について

XL883(パパサン)はハーレーの入門車と言われるほど、手軽に入手出来ます。
しかし、XL883(パパサン)といえど立派なハーレーですから、外車を購入するとなると未知の世界でなんとなく手が出しづらいと思います。
そんな、入門車と言われるXL883(パパサン)であっても、しっかりとしたカスタム性もありますし、ハーレー伝統の構造をしています。
XL883(パパサン)といえど、好んで乗っているベテランライダーもいますし、初心者からベテランまで幅広いライダー層から人気があるモデルとなっています。
XL883(パパサン)はスポーツスターファミリーのジャンルに属しており、他にはXL1200ccのモデルがあります。
スポーツスターファミリーは、ハーレーの中でも軽量であり、軽快に回るエンジンでスポーティーであることから、日本の道路状況にも適しています。
私自身、XL883(パパサン)を約2年間乗っていましたが、色々と不満になる部分ももちろんありましたが、とにかく低速が楽しくなるバイクでした。
以前からXL883はどれくらいの維持費がかかりますか?などの質問をよく聞かれることがあったため、今回は年間に掛かる維持費をご紹介したいと思います。
XL883(パパサン)に掛かった1年間の費用内訳

税金関係
XL883(パパサン)はその通り883ccの排気量がありますので、毎年のバイクに掛かる軽自動車税は4月1日時点で所有していることが条件になります。
この軽自動車税は、大型バイクの場合6,000円になります。
この税金は、登録されている以上、バイクが壊れて放置されている状態でもナンバー登録されていれば掛かってしまう税金になりますので注意が必要になります。
ちなみに、250ccまでのバイクであれば軽自動車時が3,600円になります。
車検費用
この車検費用は、車検を依頼する場所により値段が変わります。
私は、個人経営のハーレー専門のバイク屋さんにお願いをしていたので、比較的良心的な値段で車検を通すことが出来ました。
車検程度であればハーレーの正規ディーラーでもそこまで破格の値段は取られません。
しかし、修理箇所や綿密な整備をお願いするとなると、ある程度値段が跳ね上がってしまいます。
もちろんディーラーなので安心、安全を保証してくれるものですので、個人の好みでどちらに預けるかは分かれるでしょう。
ガソリン代
ハーレーって、アメリカの車両だし燃費が悪いイメージがありますよね。
それに、ハーレーはすべてハイオク車になりますし、このガソリン代が一番掛かるんじゃないの?と思いますよね。
XL883(パパサン)に関しての燃費については、高速道路で約20km/L、下道で約15km/Lくらいでした。
燃費に関しては、カスタム状況や走り方で変わってきますが、他の883乗りの情報を平均することだいたいこのくらいでした。
大型バイク全般で言うと、そこまで悪い燃費ではありませんでした。
私の場合、1年間で約6,000kmを走っていたので、単純計算で約6万円のガソリン代(維持費)が掛かったことになります。
修理費
ハーレーって壊れるんじゃないの?っていうイメージがありますよね。
そのイメージっていうのは現代モデルのハーレーではあまりありません。
その壊れやすいというのは、旧モデルのパンヘッドやショベルヘッドなどのエンジンを積んでいるハーレーではないでしょうか。
旧モデルのハーレーを好んで乗っている愛好家は、その壊れるところもハーレーの魅力の一つとして乗っています。
なので、近年モデルのハーレーに関して言えば、故障する確率は国産車と変わりはないのではないでしょうか。
私の場合、2年間で約1万kmを走行しましたが、故障は一度もありませんでした。
消耗品とは、エンジンオイルなどの交換が必要な部品になります。
最初の1年間では、約6,000km乗りましたのでエンジンオイルは2回交換しました。
それに伴い、スポーツスターモデルはプライマリーオイルとミッションオイルが一緒になっていますので、これも2回交換しました。
作業は自分で行ったため工賃は掛かっておりません。
あとは、タイヤ前後を交換しました。
タイヤ自体も平均的なものを履かせていましたので、それによっても値段は変わりますよね。
タイヤ交換は自分で出来ないので、バイク屋さんにお願いをしたので工賃も発生します。
最後に、バッテリーを交換しました。
バッテリー交換も作業自体は簡単ですので、本体価格の約6,000円のみです。
カスタムパーツ代
最後に、一番費用がかかるカスタム代になります。
ハーレーを手にするとまず、あの重低音を試したくなりますよね。
最初にカスタムするのがマフラーではないでしょうか。
そして、マフラーを交換(約6万円)するとなるとエアクリーナー(約5万円)とインジェクションをチューニングしなければなりません。
このインジェクションチューニングはバイク屋さんにお願いをすると約10数万円掛かってしまいます。
私の場合、お願いしてもよかったのですが、自分でアイドリングなどいじりたかったので、バンスアンドハインズというメーカーが出しているFP3(約5万円)を購入し取り付けました。
次にカスタムしたくなるのが、ハンドル(約4万円)ではないでしょうか。
私は、高い位置にあるハンドルが良かったのでエイプハンドルというものを取り付けました。
ハンドル自体の値段も高いですが、ハンドル交換に伴う延長ワイヤー(約4万円)もそこそこの値段がします。
他にはフットペグやバッグ関係など細かい装備を色々と取り付け交換してしまいました。
正直、カスタムにはあまり興味がありませんって方はこのカスタム費用は維持費に含まないでいいと思います。
がっつりカスタムをしたいという方は参考に維持費に合わせてみてください。
合計費用

1年間でXL883(パパサン)に掛かった維持費は約50万円になります。
いかかでしょうか。
正直カスタム費用がメインで掛かっています。
せっかくハーレーに乗ったならカスタムはしたくなりますよね。
カスタム費用がなければ、約20万円で済みます。
あくまでも参考価格になりますので、乗り方や細めにメンテンナンスをする頻度によって変わってきます。
以上のことを参考に自分に合ったハーレーライフを楽しんでみてください。