苦労してバイクの免許取った!お気に入りのバイクも買った!街乗りにも慣れてきた!
となると、いよいよ次はあこがれのツーリングデビューですよね。
どこに行こうか地図アプリを見ているだけでワクワクします。
ところで、ふだんのライダースファッションで初めてのツーリングに行こうとしていませんか?
天候や時間帯が変わるだけで気温の影響をもろに受けるツーリングは、「ちょっとそこまで」の街乗り感覚ではNG。
安全面には街乗り以上に気を使う必要のあるツーリング。
せっかくバイクに乗るのですから、安全面を重視しつつオシャレでカッコ可愛く走りたいですよね!
今回は女性ライダーが初ツーリング前に知っておきたい服装や装備についてピックアップしました。
ヘルメットってどんなのがいい?
ジャケットってどうやって選ぶ?
そんな悩みを解決しますよ♪
頭のてっぺんから足の先まで、バイク女子に変身しましょう!
目次
ツーリングならフルフェイス
まずはヘルメットから。
ヘルメットはツーリングならフルフェイス一択です。
脱いだりかぶったりが多い街乗りではジェットタイプでも良いかもしれませんが、ツーリングなら必ずフルフェイスにしましょう。
・長時間かぶりっぱなし
・頭部全面を保護してくれる
・あごのガードがぜったい必要
がその理由。
筆者の友人は小雨の日にツーリングし、ぬれた路面でスリップして転倒しました。
減速中の事故だったので大事には至りませんでしたが、「あごを思いきり打ちつけた。フルフェイスじゃなかったらあごが割れてた」と聞き、ぞっとしたことがあります。
どんなにベテランでも、ツーリングでは慣れない道で運転操作を誤る可能性がありますよね。
頭部は命に直結する部分。フルフェイスでしっかり守ってください。
女性ライダース用ジャケット
つづいてライダースジャケットです。
ジャケットはだいたい春秋、夏、冬の3シーズンに分けられます。
まず春と秋ですが、この2シーズンは朝晩の気温差が激しいのが特徴。
数少ないレディースバイク用品でも、春秋用のライダースジャケットは普段使いができそうなくらいおしゃれなものがそろっています。
しかし、ただおしゃれなジャケットを着ただけではツーリングにはちょっと足りない。
晴れた日中は最高に気持ちのいいツーリングができますが、日が暮れだすと一気に気温が急降下するからです。
帰りの時間帯まで読んで、コンパクトにしまえる防風・防寒インナーも別途に用意しておくと、オシャレかつ快適に過ごせますよ。
夏はメッシュ素材をベースにしたで通気性のいい作りを重視したいところ。
筆者は春用のジャケットで夏もねばってみたことがありますが、走行中の快適度は夏用ジャケットの方が断然上でした。
ただし夏用のライダースジャケットは、ほかのシーズンのものに比べて強度が劣ります。
どのシーズンでもそうですが、とくに夏のツーリングでは胸部のプロテクターがあった方が安心。
冬は完全防寒・防風の一択。少しのすき間も空かないよう、密閉を意識してジャケットを選びます。
ジャケットのサイズが大きいとすき間が空いてしまい、すき間は文字通り致命的。
ただ、そもそも冬季は初ツーリングにはあまりおすすめできない季節です。
手足がかじかむとハンドルやブレーキ操作がしにくくなるため。
筆者は通勤で真冬にバイクに乗っていましたが、片道30分運転しているだけで指先の感覚がなくなりかけていました。
ジャケットやグローブをヒーターで暖める方法もありますが、初心者には装備を揃えるのが大変!
なので、「初ツーリングに冬は選ばない」ようにしましょう。
女性ライダースパンツ
街乗りでよければデニムのパンツでもいいですが、ツーリングのように長時間乗るならライダース用のパンツを用意します。
ぜったいにないとは思いますが、間違っても短パンや薄手のパンツでバイクには乗らないように。
筆者はデニムパンツとライダースパンツのどちらも使ったことがありますが、快適性で言えばライダースパンツに勝るものはありません。
ものにもよりますが、ライダースパンツは
・ひざ部分に簡易プロテクターが入っている
・ひざ周りにゆとりのある作りになっている
・前傾姿勢でも背中が出にくくなっている
といった特徴があります。
バイクにまたがり、ひざを曲げた状態での姿勢が楽になるよう作られているので、前傾姿勢が楽なんですよね。
そのぶん、バイクを降りて歩くときは少しひざがゴワゴワします。
ライダースパンツは春秋夏と冬の2シーズンで考えます。(もちろん余裕があれば3シーズン用意しましょう)
春と秋は日が暮れてからのことも考えて、防風のオーバーパンツを用意しておくと凍えずに済みますよ。
冬はがっつり防寒パンツが必須。
筆者はあえて少しサイズが大きめの防寒防風パンツを買い、普通のデニムパンツの上からオーバーパンツとして二重履きしていました。
バイクシューズはすねまであるものを
バイクシューズは
・スニーカータイプ
・ブーツタイプ
・紐付きタイプ
などいくつかあります。
ツーリング用としてひとつ選ぶなら、すねまであるブーツタイプがおすすめ。
すねまであることで、
・足首
・すね
両方守れるからです。
転倒したとき、バイクの下敷きになり、足をひねったりはさんだりすることがあります。
筆者もバイクごと転倒したことがありますが、ロング丈ブーツのおかげで青あざ程度で済みました。
夏は蒸れやすいですが、安全性を優先するならブーツタイプがいいですね。
ちなみに、靴屋さんで買うふつうのおしゃれブーツよりは、きちんとバイク用のブーツを用意しておきましょう。
ソールが固く、長時間フットレストに足を置いても疲れにくかったり、シフトパッド付きでつま先をガードしてくれたりするからです。
間違ってもバイクに乗るときは「お気に入りのおしゃれブーツ」は使わないようにしてくださいね!(傷だらけになっちゃいます)
グローブはサイズを要確認
バイク用グローブは必ず試着をしてサイズを確認してみてください。
サイズの合わないグローブはフロントブレーキをうまくかけられなかったり、長時間ハンドルを握るのに手が疲れたりするからです。
筆者の経験では、サイズの合わないグローブは大きすぎると疲れやすく、小さすぎると指先が痛くなりました。
ネットでも買えますが、試着しないとなかなかサイズ確認は難しいですよね。
できればバイク用品店で試着し、ハンドルのサンプルが置いてあるようなら実際に握ってみるのがいいですよ。
安全第一のプロテクター
かっこいいライダー、可愛いライダー、いろんなライダーにあこがれている女性も多いなか、プロテクターに抵抗がある人はけっこういます。
教習所を思い出すせいか、「なんかカッコ悪いな」なんて思うことはありませんか?
正直なところカッコイイ度は減ってしまいますが、ツーリングをするならプロテクターは必須。
少なくとも
・胸
・ひざ
・肘
を守りましょう。
女性ライダーは家族や友人から心配されることがかなりあります。
なるべく理解を得るためにも、安全にどれだけ配慮しているか示すことも大切ではないでしょうか。
あなたを思う大事な人のことも考えて、しっかりとプロテクターの準備をしておきましょう。
初ツーリングに出発しよう!
初ツーリングを決行するなら、春か秋がおすすめです。過酷な暑さや寒さがないので、晴れた日であればとても気持ちのいいバイク旅ができるはず。
また、春と秋であれば服装や装備を使いまわせるのもいいですね。
ツーリングだけでなく、街乗りや通勤などでオールシーズン乗りたいのであれば、最低でもジャケット、パンツともに春夏秋用と冬用の2種類ずつは用意しておきたいところ。
・フルフェイスヘルメット
・ライダースジャケット
・ライダースパンツ
・ライダースブーツ
・ライダースグローブ
・プロテクター
この準備ができたら、初ツーリングに出発できます!
さあ、愛車に乗ってどこに行こうかな♪
この記事を書いた人

シーラカンスの道しるべ
ライター
必要な最低限のことがあれば生活できるゆるミニマリスト。
性格は真面目なせっかちさんです。
2022年、オランダ移住予定。
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FP3級/世界遺産検定2級/医療系国家資格