ソロツーリングと聞くと、「楽しいの?」「なんだか不安」なんて少しマイナスなイメージありますよね。
私はマスツーリングに馴染めず、ほとんどソロツーリングをしておりました。しかし準備と装備をしっかりしておけば、何も不安なく、むしろソロツーリングの方が好きと思えるようになりました!
そんな私が今回ソロツーリングの魅力と始め方をお伝えしていこうと思います。始めてみたいなと思って悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ソロツーリングでは全てが「自由」

ソロツーリングやひとり旅の最大の魅力は、「自分で全てを決めることができる」ことですね。
日時も距離も宿泊場所もルートも全て自分が決めることができます。
マスツーリングでこんな経験をしたことはないでしょうか?
こんなことがあっては、ツーリングを楽しむどころか、ストレスさえ溜まってしまいます。
段々とツーリングに億劫になり、バイクを降りてしまうなんてこともあり得ます。
ソロツーリングだと上記のような残念はことは一切起こりません。なんせすべて自分で決めることができるからです。
・自分のペースでツーリングを楽しみ
・寄りたいところがあれば、ふらっと立ち寄ってみたり
・旅行先で思うがまま好きなことを楽しめたり
・天候が悪ければ、日時を変更できる
これがソロツーリングにおいて、最大の魅力といえます。
好きな場所が見つかれば、何時間も滞在することもできます。
私もふらっと立ち寄ったところが自分にとって落ち着く場所で何時間も黄昏ていることなんてよくあります。
綿密にツーリング計画を立てなくても、誰にも文句を言われません。
むしろ行き当たりばったりの方が旅感があって個人的におすすめです。
ソロツーリングだと声を掛けてくれたり、人と会話する機会が増える

道の駅とかコンビニで休憩していると、声をかけられることもしばしば。
乗っているバイクの話だったり、行き先だったりと、自然に会話が弾み楽しくコミュニケーションを取ることができます。
一番のおすすめは旅先の地元の人と会話することです。観光地のレアな情報だったり、地元の人しか知らない飲食店だったりと、お得な情報を教えてくれることもあります。
私は河川が有名な観光地で、地元の人が声をかけてくれて、「この時期だと14時ごろが一番の見頃だよ」と教えてもらったことがあります。ソロキャンプの時は、キャンプ場で会った人と焚き火を楽しんだりご飯を一緒に食べたりすることも珍しくありません。
ソロだからといって寂しい思いをすることはないです。
誰かとコミュニケーションを取りたければ、声をかけたり、ひとりを楽しみたいのであれば、とことん黄昏れることもできます。
こういう選択をできるのもソロツーリングの魅力といえますね。
ソロツーリングは達成感があり、成長ができる

旅でトラブルはつきもの。楽しいことばかりではありません。
旅先で予測不可能なトラブルは怖いし、不安だからひとり旅は億劫になってしまいます。
ですが、そういったトラブルの対処も自分で出来るようになれば成長に繋がります。
一度、ツーリング先で燃料ホースが裂けたことがありました。その時は持っていたテープと結束バンドでどうにか対処することができました。
何とか切り抜けれたので「どんなことが起きても何とかなる」と自信がつき、その後ソロツーリングが億劫にならなくなりました。
何度かトラブルに見舞われると、事前にトラブルを回避するにはどうするかと考えるようになります。私が実施しているトラブル回避方法は
・事前に愛車のメンテナンス
・JAFなどのロードサービスに加入
この二つさえ行っておれば、ほとんどのトラブルに対処できるようになります。
山あり谷ありのソロツーリングを終えた後は、達成感でいっぱいになり一生思い出として残ります。
ツーリングでも普段の生活でも生かせる自信がつき、成長につながるので、ぜひソロツーリングで旅に出ましょう。
目次
ソロツーリングのデメリット
思い出を共有できない
私が思うソロツーリングにおけるデメリットは一つだけあります。
それは、「思い出を他人と共有できないこと」です。
「あそこ美味しかったよね」「あの場所は綺麗だった」など些細な感想も言い合うことができません。
一つ一つが重なり合って素敵な思い出になるので、それを共有できる人が居ないのは、やはり寂しく思います。
私はソロツーリングではないですが、欧米一人旅をしていました。
その当時の写真を見返すと、「良い旅だったな」と思う反面、「誰かと思い出を語り合えたらな」と寂しい思いもします。
少しでも他人と共有するために、TwitterやInstagramなどのSNSに投稿するのも良いと思います。
いいね!やコメントをもらえるとまた次の旅やソロツーリングの原動力になると思いますので、積極的に投稿していきましょう。
毎回同じルートになりがち
走ったことのある道だと、安心感がありますよね。
しかし安心だからと言って同じ道ばかりだと、毎度毎度同じツーリングになりがちです。
日帰りツーリングによくありがちですね。
ツーリングのバリエーションを増やしたい場合は、誰かを誘ってマスツーリングに行くのもおすすめです。
自分ではなかなか出ないアイディアや違った視点など、自分の世界が広がったり、気づいたり教えてくれたりします。
同じツーリングに飽きてきたら、思い切って誰かを誘ってツーリングに出かけましょう。
ソロツーリングの始め方
ソロツーリングや一人旅の魅力をお伝えしたところで、「どうやって始めたらいい?」と思ってらっしゃる方もいますよね。
大丈夫です。
今から始め方や、合ったら便利なものをご紹介していきます。参考にしてみてください。
ソロツーリングの目的地を決める
綿密に決めなくても大まかで大丈夫です。
「今日はこの観光地に行く」「このルートを走る」などで構いません。
ぎゅうぎゅうに予定を詰めすぎると、時間に遅れが出た時、不安や焦りなどで事故につながる恐れがあります。
まずは、往復300km程度の日帰りで行けるツーリングから始めることをおすすめします。
目的地が決まったら、その目的地で何をするかを決めましょう。
観光地なら写真撮影など、神社やお寺なら参拝など、観光地周辺にはたくさんお店もありますので、事前に何を食べるか決めておくのも良いですね。
目的が決まれば、持っていく物も自然と決まってきます。「河川でコーヒー沸かして飲む」なら調理器具を持っていけば良いですね。
ソロツーリングルートを決める
目的や目的地が決まれば、次はどの道を通るか、ツーリングルートを決めていきましょう。
慣れないうちは市街地は避け、なるべく国道を通ることをオススメします。
道も整備されていて信号もあり道幅も確保されているので、安全にツーリングできますね。
山間部の道などはごく稀に未舗装の道などがあります。
オフロードタイヤじゃないと厳しい道もあり、雨や台風で道が崩れて通行止めなんてこともありえます。
起伏が激しいので運転に慣れてないと、大きく疲弊してしまうこともあります。
どうしても通らないといけない場合は、グーグルアースなどの衛星写真で確認するのも一つの手ですね。
ソロツーリングであると便利なもの
日帰りツーリング、長距離ツーリング、キャンプツーリングによって持ち物が異なってきます。ヘルメットやウェアなど、当たり前の物は省いています。
今回は共通してあると便利なものを紹介していきます。
・レインウェア
いつどこで雨が降るのか誰も完璧には予測できません。
雨に打たれながら運転するのはかなり体力を消耗してしまいます。
急な雨でも対応できるようにかならず備えておきましょう。
・ドライバッグ
財布や貴重品、着替えやタオルなど濡れたらまずい物を入れておくと便利です。
・紙媒体の地図
意外と盲点かもしれませんね。
ナビアプリだと目的地の情報しか得られませんが、紙媒体の地図だと一目で何がどこにあるのかわかるので、ルートや目的地を決める時に重宝します。
オススメの地図は「ツーリングマップル」です。
・防水テープや針金、結束バンドなど(工具)
自分のバイクにトラブルが起きた時、対処しやすいです。
折れたり外れたりと小さなトラブルは意外と起こるものです。
応急処置ができれば、途中でツーリングを中断するハメにならないので、持っておくと便利です。
ソロツーリングを始めよう!

いかがだったでしょうか?ソロツーリングだからといって特に難しいことはありませんよね。決めるのはすべて自分です。誰にも迷惑をかけません。
途中で飽きちゃって帰っても大丈夫です。
それくらい自由なのがソロツーリングです。勢い任せに飛び出しても大丈夫です。
ソロツーリングは自分の世界を広げてくれます。
同じ景色でも、ひとりだと、バイクだとまた違った見え方がして新鮮でワクワクします。
一人旅やソロツーリングを躊躇っているあなた!ぜひこの機会に飛び出してみてください。
新たな出会いや景色が待っていますよ!
この記事を読んでくださったあなたの背中を押すことができたら幸いです。