バイクって車線のどのあたりを走行すればいいの?と思った初心者ライダー向けの記事になります。
バイクの平均的な幅は約80センチメートル前後になります。
正面・後方から見た場合、約1.8メートルの幅がある車と比べると、他の車両から見えづらいのは当然です。
だからこそバイクというのは状況によって走行する場所を使いこなさないといけません。
車とバイクの事故の中に、「バイクとの距離感がわからなかった」という車の運転手の言い分も多々散見されます。
それほどバイクは周りからは気付かれづらい存在であることを自覚して運転しなければいけません。
そのような事故を防ぐためにも、どのような位置をバイクを走らせれば車に気づかれるのか紹介していきます。
目次
教習所では

教習所では、「キープレフト」をしっかりと叩き込まれますよね。
そもそもキープレフトというのは、日本の交通ルールは左側通行であることによって、中央線を超えての正面衝突事故などを防ぐ意味合いもあり車両は左側端を走らなければなりません。
それにより、教習所は基本を教える場所でありますので、バイクも車線の左側を走行しなさいという交通法規に則った走り方を教えているのです。
よって、決して教習所での走り方というのは間違っているわけではありません。
むしろこのキープレフトというのはバイクにとっても様々な事故を防止するためにもとても大切なことになります。
しかし、一般道では教習所のような綺麗なコースではなく、逆にキープレフトをすることにより、危険性が増す場面・道路状況があります。
だからと言って、キープレフトを怠っていいわけではありませんので注意が必要です。
一般道において
一般道において、バイクでは車線のどの位置を走るのがベストなのかといいますと基本的には車線の真ん中を走りましょう。
街中で走っている白バイの走行を見たことはありますでしょうか?
白バイは違反者を取り締まるため、どんな状況にも対応出来るように車線の真ん中を走っています。
私自身、教習所の教官の知り合いからどのような事に注意して走っているのか尋ねたところ、「自分がぶつかるのを防ぐのはもちろんだけど、周りの車両にここにバイクが走っているよとわかってもらう走り方をしている。そのためには車線の真ん中を走らないとあらゆる状況にも対処出来なくなってしまう。」との事でした。
自分が他の車両に衝突・接触をするのを防ぐのは当然の事ですが、周りから事故をもらわないようにする走り方が大切な事なのです。
そのためには、車と同じように真ん中を走行する事が自分の存在を周りにアピールする最大の走り方になるのです。
交差点(直進、右折、左折)
先ほど、車線の真ん中を走ると説明しましたが、交差点ではまた変わってきます。
交差点には右折、左折、直進と色々な方向に車両が行こうとしています。
それぞれの最善の走り方を見ていきましょう。
・交差点を直進で通過時
交差点を直進で通過する際に最も気を付けなければならないのが、対向の右折車両との衝突になります。
いわゆる右直(右折と直進)の事故です。
バイクと車で最も多い事故になります。
車からすると対向からくるバイクは小さく見えるため、どのくらいの距離なのかという距離感覚が分からなくなってしまします。
そこで、交差点を通過するときは対向車線に右折車両がいる時、前に車が走っていない場合は自分が走行している車線の少し左側をスピードを落としながら通過しましょう。

左側をスピードを緩めながら走行することによって、万が一相手が右折してきた時に真ん中・右側を走行している時よりかはぶつかるまで距離はありますし、相手がこちらに気づいているのかがわかります。
もし、自分の前に車が走っている場合はどうでしょう。
対向車線の右折待ちの車両は車の後ろにバイクが走っていることには中々気付きません。
そのような場合は、車線の少し右側を走行してバイクがいることをアピールしましょう。

そうすることによって、常時ライトが点灯しているバイクに右折車両も気付き、事故を未然に防ぐ事が出来ます。
・交差点左折時
交差点を左折する際は出来るだけ左側端に沿って左折しましょう。
これは車でも同じことになりますが、巻き込み事故を防ぐためにとても大切なことになります。
自転車、バイクは車道の左側から前方で左折しようとしている車両の間からすり抜け出来ないように、車線の左側い寄ることとキープレフトをすることによって歩行者の飛び出しにも気付きやすくなります。
・交差点右折時
交差点を右折する際は、出来るだけ車線の少し右側に寄りましょう。
右側に寄っておくことで、対向車車線の状況を視認する事が出来ますし、車線の真ん中にいるよりかは信号機が見やすくなります。
右折する際の一番のポイントは、やはり対向車線の直進車両になりますので、十分に気を配らなければなりません。
対向車線からはバイクはとても見えづらいという事を頭に入れておきましょう。