アドベンチャーバイクは、ここ近年になって日本では知名度が高くなってきました。
元々海外では、人気のバイクジャンルでしたが、日本ではあまり馴染みがあるジャンルにはなりませんでした。
悪路走行をするバイクとなるとオフロードバイクというのが日本では定着しています。
このアドベンチャーバイクは、その名の通りに「冒険をするためのバイク」ということから悪路での走行にも適しているバイクになっています。
そんなアドベンチャーバイクが最近ではよく町中で見かけるようになりました。
なぜに今まで無名に近かったアドベンチャーバイクが人気が上がってきたのか考察してみましょう。
目次
走行性能

アドベンチャーバイクは、オフロードバイクとツアラーバイクの良いところを合わせたようなバイクになります。
よって、重心が比較的高い位置にあることから、峠を攻める、サーキット走行をするような走り方には向いてはいません。
その分、安定性がある走りや視線が高くなることによる様々な利点もあります。
元々、オフロードとツアラーを合わせたようなバイクですので、機敏な走りは出来ませんが、直進性や多少の悪路走行は難なくこなしてくれるバイクと言えます。
積載性
車種によりますが、アドベンチャーバイクは積載することを前提としたバイクになりますので、他のジャンルのバイクよりかは、使い勝手が良くなっています。
メーカーオプションではハードケースタイプのパニアケースがあったり、荷掛けフックが標準で装備されていたりと、便利な造りになっています。
最近では、「キャンツー」といってバイクでキャンプに行くスタイルが流行っています。
キャンプに必要なアイテムもアドベンチャーバイクなら効率的に積載することが出来るため、そのような目的でも多く使用されているバイクになります。
快適性

アドベンチャーバイクは、ほとんどの車種がスクリーンを搭載しているため、高速道路での防風性能をしっかりと発揮してくれます。
防風性能は、ロングツーリングや高速走行時において疲労を軽減してくれるとても大切な要素になっています。
スクリーン自体も高い位置に設定しているため、かがみ込むような姿勢をとらずとも、走行風を抑えてくれるのも特徴です。
乗車姿勢もほとんど直立に近いので、長時間バイクに乗っていても疲れないようなセッティングになっています。
まさに、ロングツーリングには最適なバイクと言えるでしょう。
今後も
このようにアドベンチャーバイクというのはツーリングにおいては様々な利点をもたらしてくれます。
アウトドアがブームとなっている今だからこそ、これからバイクメーカーも力をどんどん入れてくるジャンルに違いないでしょう。
元々海外では、ロングツーリングやバイク旅によく使用されているバイクになっていましたが、その快適性から日本でもたくさんのファンが増えました。
アドベンチャーバイクは、オフロードの要素も持ち合わせているため、車種によっては足つきの悪さを感じるかもしれません。
それに、車高が高いため小柄な女性が取り回すには少し苦労するかもしれませんので、購入を検討する際は事前にしっかりと確認しておきましょう。